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NYダウ平均のテクニカル分析③

ダウリアルタイムチャートを攻略するテクニカル分析

ボリンジャーバンド
株価の過去の動きを統計学的に処理し、
今後の株価の範囲を予測するものです。
20日移動平均線に標準偏差(σ:シグマ)を加減した2本の線を
上下にとり、株価とこの上下の線の位置関係から、
売買タイミングを計るものです。
上下の線を突き抜けてしまう確率は確立的に約5%程度しかなく、
このタイミングを売買のサインとします。
そのため、短期的な売買サインを見極めるというよりは、
大きな転換期をとらえることに使われる指標です。

一般的には、
終値が+σの線を下から上へ突き抜けたときが、売りのサイン
終値が-σの線を上から下へ突き抜けたときが、買いのサイン

と言われています。

計算式
ボリンジャーバンドUPバンド=移動平均+標準偏差
ボリンジャーバンドLOWバンド=移動平均-標準偏差

※標準偏差
=√(期間×期間内の終値の2乗の合計-期間内の終値の合計の2乗)
÷(期間×(期間-1))

MA(移動平均)
基本的で、最も広く使われているテクニカル指標で、
相場のトレンドを明確にするための指標のひとつ。
ある基準日を基点に、過去の一定期間(短期・中期・長期)の
株価の終値の平均値を結んだラインです。

その仕組みの単純さからトレンド分析の原型とされ、
多くの投資家から利用される分析技法です。
一日ごとにみる(日足)チャートでは短期は過去13日間、
中期は過去26日間、長期は過去52日間の株価の平均値を
毎日集計して点線でつなぎます。

週ごとにみる(週足)チャートでは、
短期は過去13週間、中期は過去26週間、長期は過去52週間の
株価の平均値を毎週集計して点線でつないぎます。

特定の日の値動きに左右されにくく、
相場全体の方向性を見極めるのに適しています。

計算式
単純移動平均線(SMA)= (当日も含め)N本の終値の平均

NYダウ平均のテクニカル分析⑥

ダウリアルタイムチャートを攻略するテクニカル分析
 
ストキャスティクス
stochastic とは辞書的には「確率論的」「確率変数の」という意味です。
 
テクニカルインディケータのストキャスティクスは、
米国のテクニカルアナリスト、
ジョージ・レーン George Lane(1939 – July 7, 2004)
によって1950年代に※広められた テクニカル指標で、
いわゆる「オシレーター(振り子)系」のインディケータです。
 
一般には、売られ過ぎ状態からの反転、
買われ過ぎ状態からの反転という、
いわゆる逆張りの目安として人気があります。
 
≪作成方法≫
ストキャスティクスは、過去m日間における高値、安値に対して、
当日終値がどのような位置にあるのかを数値化することによって、
価格の推移傾向を判断しようとするもので、
0%から100%の範囲で推移します。
 
%Kと%Dという2つの数値を計算します。
・%Kの算出式
%K={ (C-Lm)÷(Hm-Lm) }×100%
 
C:当日終値
Lm:過去m日間の最安値
Hm:過去m日間の最高値
 
・%Dの算出式
%D=(Hn ÷ Ln)×100%
 
Hn:(C-Lm)のn日間合計
Ln:(Hm-Lm)のn日間合計
 
m、n、pはパラメーターですが、結論を言うと、
唯一絶対の答えはありません。
よく使われているのは、
 
m = 9 n = 3 p = 3
 
m = 14 n = 3 p = 3
 
(↑解説でよく見る値)
 
或いは
 
m = 5 n = 3 p = 3
(MetaTrader、GFT DealBookストキャスファースト初期値)
 
或いは
 
m = 8 n = 3 p = 3
(GFT DealBookストキャススロー初期値)
 
或いは
 
m = 12 n = 3 p = 3
(外為どっとコムの初期値)
 
が多いようです。
 
≪スロー・ストキャスティクスの作成方法≫
SLOW%D(S%D、SD)という数値を算出します。
SLOW%D = %Dの p日間移動平均値
このSLOW%Dと、上記の%Dを表示した物が、
スローストキャスティクスです。
 
時々、ストキャスティクスのパラメータ期間を長くした物が
スローストキャスティクスであると勘違いしている方が
いらっしゃいますが、
ストキャスティクスとスローストキャスティクスは、
%Kを表示するか、SLOW%Dを表示するかの違いであり、全くの別物です。
 
スローストキャスティクスの方が、
ノーマルのストキャスティクスよりも動きが緩やかになっており、
売買サインが外れることが少なくなっています。
 
ちなみにこの点、日本でストキャスティクスを広めた立役者
医師トレーダーの田平雅哉氏は、スローストキャスティクスを
 
m = 42 n = 3 p = 3
で設定して実際のトレードで使っていたとされます。

NYダウ平均のテクニカル分析④

ダウリアルタイムチャートを攻略するテクニカル分析
 
サイコロジカルライン
サイコロジカルとは、「心理的な」という意味があります。
投資家心理は株価の上昇が続けば、ますます強気に傾き、
逆に株価の下落が続けば弱気に傾きがちでです。
 
市場が強気一色になった時、相場はピークを打ち、
逆に弱気一色になった時にボトムを打つケースが多い事は
一般に知られています。
 
サイコロジカルラインはこうした投資家心理の偏りを数値化し、
皆が強気になれば売り、弱気になれば買いのシグナルが出る逆バリの指標です。
 
サイコロジカルラインの考え方に上昇幅・下落幅を導入したのがRSIです。
 
≪サイコロジカルラインの計算式≫
 
直近n日間の中で終値が前日比プラスの日数を数え、
n日間のうちプラスが何日あったが、その比率を求めます。
前日比変わらずの場合は、前日プラスであれば、その日はプラス、
前日マイナスであれば、その日はマイナスとして数ます。
通常nは12日として計算されることがほとんどです。
サイコロジカルライン=プラスの日数÷n日X100(%)
 
≪サイコロジカルラインの使い方≫
75%(9勝3敗)以上は売り、25%(3勝9敗)以下は買い。 
たったこれだけです。
 
サイコロジカルラインにおける12日間の勝敗の組み合わせは4096通りです。 
12勝0敗(100%)や0勝12敗(0%)は非常に珍しく
約16年に1回しか現れないことになります。
 
 
RSI
RSI(相対力指数)は、Relative Strength Index の略
アメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって
開発されたテクニカル指標であり、オシレーター系分析指標の一種です。
過去一定期間の上げ幅の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計
(いずれも絶対値)を足した数字で割って、100を掛けたもので、
0%から100%の範囲で推移します。
 
≪RSIの計算式≫
A:過去n日間の上昇幅(前日比)の合計(絶対値)
B:過去n日間の下落幅(前日比)の合計(絶対値)
(nには9または14を使うことが多い)
RSI(%)=A÷(A+B)X100
 
≪RSIの使い方≫
RSIは30%以下は売られすぎ、70%以上は買われすぎと判断しますが、
30%以下や70%以上のまま推移することがありますので、
買いゾーン(売りゾーン)に入ってもすぐに行動せず、
他の指標も参考にしながらタイミングを計るほうが良いと思います。

NYダウ平均のテクニカル分析②

ダウリアルタイムチャートを攻略するテクニカル分析

ROC
現在の株価と一定期間前の株価を比較し、
その割合(変化率)の推移を見ることで株価のトレンドや
売買タイミングを計るものです。
「RateofChange」の略で、モメンタムとも呼ばれています。

一般的には、
ROCが0から上へ突き抜けたときが、買いのサイン
ROCが0から下へつきぬけたときが、売りのサイン

と言われていますが、ROCは算式がシンプルな指標なので
これだけで売買タイミングを計るというよりは、
むしろ株価の勢いや方向性(トレンド)を
確認するために使われる指標です。

ROCがプラスのときは、上昇トレンド
ROCがマイナスのときは、下降トレンド
ROCが上昇中、または一定のプラス圏で推移しているときは、
上昇トレンドが持続中
ROCが下降中、または一定のマイナス圏で推移しているときは、
下降トレンドが持続中
ROCが徐々に0へ近づいてきたときは、上昇(下降)力の低下
ROCが0近辺で推移のときは、横ばいトレンド

MFI(MoneyFlowIndex)出来高指標
MFIとは、Money Flow Indexの略称で、
その名の通り、相場の中でお金が買い・売りどちらに流れているのかを
価格と出来高から見極めるために作られた指標です。
その見方は、RSIと同じく、値が80以上なら買われすぎ、
20以下なら売られすぎ、という基本の見方と、
価格とMFIの値の逆行を売買シグナルとする、というものです。

W%R
一定期間の高値と安値、現在値の位置関係を相対化したもので、
その推移から売買タイミングを計るものです。
Fast Stochの%Kと似ていますが、
%Kは安値を基準として計算しているのに対して、
W%Rは高値を基準としている点が異なります。
W%Rはストキャスティクスと同様に、
株価が一定の範囲で上下するような展開(ボックス相場)のときに
有効な指標です。その逆に、(材料が出るなど)ボックス圏を抜けるような展開になると、その精度は落ちてしまいます。W%Rの値は100~0の間を推移します。計算式の違いから、%Kとはちょうど逆の動きをします。

一般的には、
W%R≧80のときは、売られすぎ(買いのサイン)
W%R≦20のときは、買われすぎ(売りのサイン)

と言われています。

NYダウ平均のテクニカル分析①

ダウリアルタイムチャートを攻略するテクニカル分析
パラボリック(Parabolic SaR)
米国のワイルダーというトレーダー兼
トレーディング・システム開発者によって開発された、
トレンド追随型のテクニカル指標です。

パラボリックは、英語で「放物線」を意味する言葉で、
チャート上に点が放物線を描くように見えることから
この名が付きました。
パラボリックの「SaR」とは、
ストップ・アンド・リバース(Stop and Reverse)
の略で、描かれた放物線と実際の価格の交差するポイントが
売買転換点を示すことに由来しています。
このSaRをもとに、途転(どてん)買い・途転売りを行うのが、
パラボリックの狙いです。

SAR(ストップアンドリバース)・AF(加速因子)・EP(極大値)と
呼ばれる三つの変数により構成されたチャート式となります。
AF値を上下させることで、確実性と時間性が変化します。

パラボリックの計算式
SAR=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR)
AF(加速因子)=0.02以上0.2以下とします
EP(極大値)=極大値/SARが買いサイン中はその期間最高値、
逆は最安値

MACD(移動平均・収束・拡散手法)
「MovingAverageConvergenceDivergenceTradingMethod」の略で、
「移動平均収束拡散法」とも呼ばれます。
MACDとは2種類の移動平均の差であり、
さらにMACDの移動平均を計算したものを「シグナル」と呼び、
この2本の線をグラフ化します。
実際の計算には、MA(単純移動平均)ではなく
EMA(平滑移動平均)を使用します。
算式:MACD=12日平滑移動平均-26日平滑移動平均
シグナル=MACDの9日平滑移動平均
※出来高は考慮していない点に注意する必要がありますが、
わかりやすく判断のしやすい指標です。
一般的には、
MACDがシグナルを下から上へ突き抜けたときが、買いのサイン
MACDがシグナルを上から下へ突き抜けたときが、売りのサイン

と言われています。